海外FX業者(ブローカー)の確定申告【申告分離課税 or 総合課税?】(2015年版)

確定申告は漏れなくヤラカしましょう。

※余談ですが、この記事を気合いで最後までお読みいただければ、
 通常5,229円で販売されている確定申告ソフトの特別版を、
 無料でプレゼントします。(他意はありません(笑))
 コイツを活用して、次回の確定申告にお役立てください。

 

あなたもご存じの通り、
2013年の1年間にFXであげた利益が20万円以上あれば、
「2014年の2/16(日)から 3/17(月)」までの期間に、
お近くの税務署に確定申告をする必要があります。
(締め切りの3/15が土日の場合は、翌週の月曜までとなります。)

海外送金手数料など、
運用に掛かった手数料は費用として控除されることなど、
確定申告をする上で必要な情報は、
国税庁の「タックスアンサー」などをご覧になってください。

「タックスアンサー」とは、各種税金の仕組みや届出書、
様式の説明、用語解説や各地の税務相談室の案内を記した
国税庁作成のサイトです。

国のサイトにしては意外と読みやすくなっていますので、
確定申告なさる方はまずここを見てみるとよいです。

タックスアンサー

 

はい。

そして本日の記事の内容は、
インターネットでは様々な見解がなされている、
——————————————————————————
海外のFX業者で発生した利益は、
・国内の店頭業者同様に「申告分離課税」の対象となるのか?
・従来通り、雑所得として「総合課税」の対象となるのか?
——————————————————————————
を、西ヤンの見解としてご案内します。

 

最初に、結論から申します。

———————————————————————–
恐らく雑所得として「総合課税」の対象となるが、
事前に必ず近くの税務署に確認すべし。
———————————————————————–
というのが、私の結論です。 

 

あまりにもインターネットで踊っている情報が、
出所も怪しげですし、
他のサイトや情報の焼き直し感満載でしたので、
本日、各地の税務署に連絡をして、実際に確認してみました。

 

確認の方法は至極簡単。

「直接、税務署に電話で連絡をして聞きまくる。」

という私らしい泥臭い方法です(笑)

 

ミニ情報としてお伝えしておくと、
各税務署に電話連絡をして、
「FXについて聞きたい。」
という意思表示をすると、ほとんどの場合、
「では、専門の部署に転送します。」
と言われます。

そのまま電話口で待っていると、
「はい。どのようなご用件で?」
と、たいていの場合は疲れた男性の声が返ってくるのですが、
これは、
「各地の税務署」から「管轄の国税局」に転送され、
「管轄の国税局」に集められた税理士さんが
対応なさっているという訳です。

具体的に言うと、
私の管轄である「市川税務署」に連絡すると、
管轄の「東京国税局」に転送され、
100人くらいの体制で「雇われ税理士さん」が、
電話対応してくれているようです。

 

はい。

ではまず、
「市川税務署」から「東京国税局」に転送され、
海外のFX業者についての扱いを聞いた結果をご案内します。


■ケース1

電話先:市川税務署(千葉県)
転送先:東京国税局の担当税理士「ヤマムラさん」の見解

「基本的にはFXなのだから、
 今年から『申告分離課税』となります。

 ただし、事前にどのような明細になるかを税務署に提出して、
 どの税制が適用されるかを確認した方が良いでしょう。」


 

一件目に担当をしてくれたのが、税理士のヤマムラさんでした。
(今回の調査では、すべてお名前をお聞きしました。)

それまでの私の独自調査では、
「海外FX業者は『雑所得として総合課税扱い』になる。」
という予想であったので、
この答えは予想に反した答えでした。

ただ、さすがに「ヤマムラさん」だけに判断を委ねるのは怖いので、
調査対象を広げてみることにしました。

 

以下、西ヤンの調査が続きます。

 


■ケース2

電話先:荻窪税務署(東京都)
転送先:東京国税局の担当税理士「マツシタさん」の見解

「FXだから、申告分離課税となります。」


■ケース3

電話先:横浜南税務署(神奈川県)
転送先:東京国税局の担当税理士「タカハシさん」の見解

「海外のFX会社であったとしても、
 国内から売買しているのであれば、申告分離課税となります。」


 

ほう。

 

ここまでの話を総合すると、
東京国税局にて回答してくれている税理士さんの見解は、
全員、国内のFX業者と同様「申告分離課税」でOKとのこと。

「そうかそうか。
 なら、申告分離課税で問題無しってことだな、
 インターネットの情報なんぞ本当にアテにならんのう。」

などと思い、今回の調査に幕を引こうと思ったのですが、

「いやまて。
 他の管轄の国税局(にぶら下がっている税理士さん)
 はどのような回答だろう。」

とハタと思い、
東京国税局以外の管轄の税務署に電話をして、
確認をしてみることにしました。

 


■ケース4

電話先:大宮税務署(埼玉県)
転送先:関東信越国税局の担当税理士「?(名前聞けず)」の見解

「海外のFX会社さん?
 んーあれだね。
 こみ入った話しだね。
 ちょっと、大宮税務署さんに電話を返しますね。」

などと仰います。

何が悲しゅうて、
大宮税務署から転送された関東信越国税局から、
何でまた大宮税務署に戻されにゃならんのかと思い、

「ちょっと待ってくださいよ。
 専門の話ですよね?
 こみ入った話しでもないのでお答えくださいよ。
 でなければ、
 そちらに税理士さんはたくさん待機しているのですよね?
 周りの税理士さんに聞いてみてくださいよ。」

と食い下がってみたら、あろうことか、

「(小声で)税理士が税理士に聞くなんて。
 それは税理士としてやっちゃダメでしょ。
 ごめんなさいね。
 私ね、不勉強でそこを理解できていないんです。
 だからね、大宮税務署さんに返しますよ。」

と、一方的にたたみ込まれて、
大宮税務署に戻されてしまいました(汗)

いやあ・・・
こんな税理士さんのいらっしゃるのですナ。

自信がなかったら国税局の受託なんて受けなきゃいいのに。

この方、唯一、名前を聞けなかった税理士さんです。

特に
「それは税理士としてやっちゃダメでしょ。」
という発言に、
「そりゃ、アンタが言っちゃダメでしょ。」
と心の中で思いっきりツッコミましたが、
しかし、
結果として大宮税務署に戻されて正解でした。

 

次に出てくれた大宮税務署の「カトウさん」は、

「大事な質問なので、国税局に連絡して、
 国税局の見解を聞いてみますので、
 折り返し連絡をさせていただきます。」

という至極丁寧なご回答をいただきました。

それまでの税理士さんの回答が、
「本当かいな?」
という回答ばかりでしたので、
実際に判断をする側である国税局からの回答を得られる
チャンスを得られたので、ラッキーでした。

今日は回答がありませんでしたが、
回答があり次第、このサイトでもご案内します。

 

2/15更新

大宮税務署のカトウさんから回答がありました。

⇒ 海外FX業者の確定申告(2013年版)大宮税務署からの回答

 


 

「東京国税局」と「関東信越国税局」に聞いたのだから、
ココまで来たのだからもう少し遠征してみようと思い、
西ヤンの旅はまだ続きます。

 


■ケース5

電話先:福島税務署(大阪府)
転送先:大阪国税局の担当税理士「キヨケさん」の見解

「FXは申告分離課税です。
 国内であろうと海外であろうと関係ありません。
 誰ですか?
 総合課税になるなんて変なことを言っているのは。」


■ケース6

電話先:札幌西税務署(北海道)
転送先:札幌国税局の担当税理士「キウチさん」の見解

「FX会社に口座開設をする時にチェックしますでしょ?
 『源泉徴収をするかどうか?』を。
 海外のFX業者は、そのチェックがあるの?ないの?
 ないのであれば、総合課税ですよ。
 これは国内のFX業者であっても同様で、
 口座開設時に『源泉徴収をしない』を選択すれば、
 総合課税になります。」

初めての「総合課税」の見解でしたが、
この税理士さんは、どうも間違って理解なさっているようでした。

何度も確認しましたが、
海外のFX業者はおろか、国内のFX業者であっても、
口座開設時の選択によっては、
総合課税になるとのこと。

この見解、間違っていると思いますので、
あまり参考にはできません。

 


 

さてさて。

大宮税務署から転送された関東信越国税局の
担当税理士さんの
「それは税理士としてやっちゃダメでしょ。」
発言は心に深く刻まれ、
上記の札幌税務署の税理士さんの発言にも驚きました。

 

うーん。

税理士さんの理解度合いによって違うのでしょうが、
なんだか心許ない回答ばかりで不安でしかたありません。

もちろん、法改正後の一年目なんて、
こんなものだろうとは予測していましたがそれにしても・・・、
腑に落ちない見解ばかりです。

 

となると、
どうしても「国税局員」の直接の見解を聞きたくなる訳です。

そして私は、最後のチャレンジとして、
今一度、地元の市川税務署に連絡をして、
国税局員に話しを聞かせてくれと談判することにしました。

その結果、ようやく
東京国税局の国税局員が電話口に出てくれました。

 


■ケース7

電話先:市川税務署(千葉県)
転送先:東京国税局の局員「タジマさん」の見解

「海外FX業者での取引で得た利益は、
 雑所得として、総合課税の対象となります。」

 

おお!!
ご本尊の回答が「総合課税」です。

恐らく、これでチェックメイトでしょう。
(最初から国税の局員さんに聴いておけば良かった(汗))

これが結果として、
私が冒頭にお伝えした結論に結びつきます。

 

とは言え、私は納得はいきません。

当たり前ですよね。

国内でも海外でも、同じこと(FX取引)をやっているにも関わらず、
なんで海外は(不利になりやすい)総合課税になるのか、
そうそう納得がいくものではありません。

その点を国税局員に食らいつくと、
局員さんから下記のような説明を受けました。

 

国税庁の「タックスアンサー」で、FXについて謳っているのは、
「No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係」です。

No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係

 

そこには、FX取引は申告分離課税になる旨が書かれているが、
よく目を凝らしてみると、(注)2 なるものがあります。

そこにはこう書かれています。

———————————————————————————–
(注)2
平成24年1月1日以後に行う店頭取引であっても、
金融商品取引法に規定する店頭デリバティブ取引に該当しない取引は、
申告分離課税ではなく、注1の取扱いとなります。
———————————————————————————–

そして、(注)1 に書かれている内容が下記となります。

———————————————————————————–
(注)1
平成23年12月31日以前に行われた店頭取引の場合の課税関係は
次のとおりです。
イ 差金決済による差益が生じた場合
一般的には、雑所得として総合課税の対象となりますので、
課税総所得金額に応じた税率(超過累進税率)で課税されます。
———————————————————————————–

つまり。

海外FX業者を利用した取引
は、(注)2 で言うところの、
金融商品取引法に規定する
店頭デリバティブ取引に該当しない取引

だというのが、国税局の見解。

だから、
「海外FX業者での取引は、雑所得として総合課税の対象となる」
のです。

Pepperstoneを代表とした海外FX業者のほとんどは、
金融商品取引法に規定する登録許可をもらっていません。

だから、雑所得として総合課税の対象となる訳です。

 

この国税局員の言い方をひっくり返せば、
金融商品取引法に規定する登録許可をもらっている海外FX業者は、
「申告分離課税」になる・・・という訳です。

しかし、私はそのようなFX業者の存在を知りません。
(あるのかも知れませんが。)

・Forex.comジャパン
・FXCMジャパン
・アルパリジャパン
など、元は海外のFX業者なれど、
金融庁の認可を受けた「いわゆる国内のFX業者扱いの業者」は、
金融商品取引法に規定する登録許可をもらっているということで、
「申告分離課税」になるという訳です。

 

なるほど。

無論、同じこと(FX)をやっているにも関わらず、
税制が違うということには納得はいきませんが、
税理士さんからの話でモヤモヤしていた気持ちは、
スッキリと晴れました。

 

チト長くなりましたので、今日のご報告は以上です。

 

私の結論は、
———————————————————————–
海外FX業者で出た利益については、
恐らく雑所得として「総合課税」の対象となるが、
事前に必ず近くの税務署に確認すべし。
———————————————————————–
です。

 

あ、最後までお読みくださいましたね。ありがとうございます。

では、冒頭にてお約束しましたとおり、感謝の意を込めて、
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下記の記事はご参考まで。

⇒ 海外のFX業者の税率について

⇒ 国内のFX業者の税率について

 

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2013年02月13日 | コメント/トラックバック(7)|

カテゴリー:確定申告

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コメント

  1. ワトソン より:

    興味深い調査ありがとう御座います。参考になります。
    ちなみにFXDDも上記総合課税雑所得扱いになると思いますが、そうするとFXDDでの収入から必要経費を引いて、20万円に達していなかったら確定申告は必要ないって事ですね。

    微妙に22万の利益なので経費で何処まで落とせるか、税理士さんに相談してみます。これからもよろしくお願いします。

    • 西ヤン より:

      ワトソンさん
      ご訪問ありがとうございます。
      その通りです20万円未満でしたら確定申告の必要はありません。
      海外送金の手数料なども費用に含まれますので、
      いろいろとお探しになってくださいませ。
      (22万円の利益というのはなんとも悩ましいですね。)
      西ヤン

  2. ハシ より:

    詳しい説明ありがとうございます。

    と言うことは 

    海外FX会社と国内FXの両方で

    利益上がると 総合課税と 申告分離課税と

    両方しないと、駄目なんですかね?

    今年から FXを始めて 早くも 300万利益上がりました。

    と言うことは 約60万も 税金掛かるということですよね?

    (このまま、損しなければ また、利益も増えなければ・・)

    サラリーマンなんて 700万年収あっても

    20数万ですから、FXでの 利益って 相当な 税金だと

    思ってしまいましたわぁ。

  3. GUN より:

    丁度海外業者で得たFXの利益の税金がどうなるのか調べていたところ
    ここを見つけました。
    大変詳しい説明ありがとうございました。
    非常に参考になりました。

    ところで私はiForexを使用しているのですが、入金の際、カードの
    ショッピング枠を使用して入金をします。
    それで、出金する時は銀行口座へとなるのですが、この場合、カードの
    明細と、銀行の通帳、あと取引履歴を申告時に提出して説明をすれば
    きちんと差額を利益として認めてもらえるのでしょうか?

    カード入金がショッピング枠という所が気になっています。

    と、書いていてここで質問を書いてもどうかと思いますので、私も
    税理士さんに聞いてみようかと思います(^^;

    おじゃまいたしました~


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