TPPを憂う Part2

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3日前に「TPPを憂う」という記事を書きましたら、
賛同する声をたくさんいただきました。

しかし、本日13日にも、安倍首相は自民党内の総会で、
TPP交渉参加表明をしてしまうかもしれません。

(メディアの論調は、安倍首相がTPP交渉に参加する考えを
 15日に表明する方針を固めたという論調ばかりですが、
 まだ決定はしていません。)

前回はお伝えしませんでしたが、
安倍首相がTPP交渉参加しようが交渉不参加をしようが、
いずれにせよマスコミは一斉に叩き始め、
「安倍降ろし」が始まるものだと思います。

仮に「交渉参加」となったとしましょう。

「実はTPPはとても危険なものだった!!
 それに交渉参加を決断したのは戦後最大の失策!!」
などと叩かれるのは自明の理です。

※チクと調べてみると、
 あの東京新聞が「TPPのヤバさ」を急に報じ始めました。
 ⇒ 東京新聞の記事

一方で、「交渉不参加」となれば、これは既にお伝えした通り、
「多くの国民や経済界の期待を裏切るのは愚の骨頂!!」
などと叩かれる。

いずれにしても、
今の日本はアメリカと中国の両国にジワジワと追い詰められ、
TPP参加・不参加、どちらの選択をしても非常に苦しい状況です。

まさに四面楚歌。

これも戦後ずっと牙を抜かれた状態で完全に平和ボケをしてしまい、
自分の国を自分たちで守れない状態が
「普通の状態」となってしまったことが
今になって大きなツケとなってきている訳ですナ。

しかし。

安倍首相ってのは、一度首相の座を自ら降りた男ですが、
それを奇跡の復活劇で再び首相の座に戻ったなんとも奇異な男。

何かあると思いたくもなります。
期待したくもなります。

安倍首相の肩を持つ訳ではありませんが、
参加するも地獄、
参加しないも地獄という状況を抱える安倍首相の苦悩は、
私にも伝わってきます。

ここいらで踏ん張って、四面楚歌のこの状況を打開する、
今一度の奇跡を起こして欲しいものです。

そうそう。

TPP参加についていくつか質問をいただきましたので、
西ヤンの見解ということでご案内しておきます。

(ご質問なさった読者様への回答を、
 ちょいと手直しして、ペタリと貼付けさせていただきます。)

Q.1

TPPに参加したら、
世界最高峰の日本の公的医療保険制度が消し飛んでしまうって
本当かいな?

A.1

TPPより先に締結された、かの「米韓FTA」をチクと見てみると、
韓国は国民皆保険は一見なんとか守ったように見えますが、
アメリカは大部分の韓国国民の反発を買うのを回避するために、
最初は特定区域のみ「自由診療の病院」を作りました。

しかし、韓国が唯一守ったとされるコメの関税撤廃も
アメリカは近い将来に要求していくと言っていますし、
(普通に考えたら確実に要求をしてくると思います。)
国民皆保険についても、
現在の「一部開放」から少しずつこじ開けていくのは
過去のアメリカのやり方からしても充分に予想されます。

そして、米韓FTAで韓国に要求したことと同じ要求を
日本にもしてくるのは当然のことながら予想される訳です。
(TPPは実質的に日本とアメリカの二国間協定に等しいので。)

日本が公的医療保険制度は最初は死守できたとしても、
アメリカの自由診療がねじ込まれて規制緩和され、
徐々に公的医療保険制度を形骸化させてくると思います。

Q.2

西ヤンは、
「自民党の国会議員「295人」の内、
 TPPに明確に反対しているのが「250人」と圧倒的多数」
なんて言っていたにも関わらず、
なぜにTPP参加の是非をTPP賛成信者の安倍首相に任せてるんかね?

A.2

安倍首相自身はTPP推進論者と見られがちですが、
民主党政権時から一貫してTPP推進ともTPP反対とも述べていません。
(悲しいかなマスコミの偏向報道によって、
 安倍首相が「TPP推進論者」のように見えてしまいますが。)

実際のところ、安倍首相自身は、
TPPの危険性を充分に認識していると言われています。

しかし、
民主党政権時にボロボロになってしまった日米関係の修復問題、
それに対して東アジアの脅威である中国の尖閣問題や
北朝鮮の核開発問題などを日本は抱えています。

そのような中で、米国の加護下にある現状の日本の憲法や体制では、
日米関係が崩れるとかなりマズイ状況な訳です。

また、マスコミやクダンの財界の操作により、
TPP参加が既定路線化してしまっていて、
交渉参加しないとなると「安倍大バッシング」が始まることが考えられます。

このように様々な問題が積み上がっているため、
安倍首相がTPPそのものはメリットがあまり無いと認識していても、
日本が置かれている現状と今後の長期的な政権維持を考えると、
交渉参加をせざるを得なくなっているかも知れない訳です。

そして、これはTPP反対している多くの自民党議員も
少なからず認識していることだと思います。

結局は「次の選挙に勝てるか?」を最終判断にするのが、
国会議員って連中ですからね。

Q.3

安倍さんがTPPへの参加表明をしたとしても、
日本にとってヤバいところは、優秀な官僚の皆さんが、
何とか交渉してくれるのではないのでしょうか?

A.3

農業、国民皆保険、食の安全の対策は、
日本がTPP交渉参加しても、もちろん考えるとは思いますが、
TPPは既に3年以上も議論されてきているので、
後発の参加国は極めて不利な状況で、
不利な条件も呑まなければいけないと言われています。

先日のメールで「TPP交渉参加=TPP参加」に等しいと書きましたが、
国民がTPPのヤバさを認識し、多くの人が声を上げて反対すれば
私はTPP参加を阻止できる可能性は僅かながら残っていると考えています。
(まだ安倍首相はTPP交渉参加表明していません。
 とは言え、時間がほとんど残っていませんが(汗))

そのような考えから、
一人でも多くの「何となくTPP賛成している人」が、
TPPの実態を知っていただくために、
先日「〆TPPを憂う」などというメールを書いた次第です。

はい。

本サイトで政治色の強い内容を書くことは、
投資の話とは直接的には関わりがありませんので、
多少はためらいました。
(あ、考えてみるとかなり書いてきましたが(笑))

しかし、長い目で見ると、日本の政治の方向性と、
それによって我々が置かれてしまう立場によって、
このままの状態で、我々が投資を続けることができるかは、
まったくもってわかりません。

ゆえに、このようなメールを出させていただきました。

こんな意見表明は、今後も続けていきたいと思いますので、
どうぞお付き合いくださいますと嬉しく思います。

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