TPPを憂う

私が普段生活している東京は神田の事務所・・・
つまりは私の生活環境には「テレビ」が存在しません

したがって、テレビのリモコンを触るのは、
たまに実家に帰った時くらいか
家電店でいたずらしたくなった時くらいです。

ゆえに、出張などでホテルに泊まって、
ベッドの上にリモコンが無造作に転がっていた日には、
ついリモコンに、シュッと手を伸ばしてしまう訳です。

 

そんなこんなで付けられたテレビで盛り上がっていたのが、
日本がTPPに参加するだのなんだのという番組。

本日はチクと、
日本のTTP参加について考えてみたいと思います。

 

まず腹立たしいのは、テレビを見ていると、
日本がTPPに参加を決めたかの如く報道されていること。

どうも来週にも安倍首相が、
TPP交渉への参加を正式表明するとの論調ばかりです。
(これは新聞も同様。)

テレビを制作する連中は、
TPPのなんたるかを知ってるのでしょうか。

 

あらかじめお伝えしておくと、私の立場は、
日本のTTP参加なんぞ百害あって一利無し
です。

どうも、TPP参加について、
メリット:関税が無くなり輸出産業が有利になる
デメリット:国内の農家が圧迫される
というステレオタイプな論調が展開されていますが、
そんなことはありません。

もちろん、国内農業の保護は重要な点です。

それと同様に我々が目を向けなくてはならないのは、
公的医療保険制度やら
保険などの金融サービスやら
製品の安全規格など、
これまでにアメリカに自由貿易を求められても
カタクなに守ってきた分野です。

 

TTPというのは、要は、
「サービスの制度をアメリカと合わせましょう」
というものです。

例えば、TPPに日本が参加してしまえば、
世界最高峰の日本の公的医療保険制度は消し飛んでしまいます。

現在、国民の医療費負担は割合は3割です。
(小学生以上69歳以下)

当然、こんな割合は大きく変化するでしょう。

事故に遭って痛い痛いとうなっている時に、
救急車代を請求された上に、
数十万円の入院代に加え、
数百万円の手術代を請求されて自己破産・・・
なんてことも十分にあり得る訳です。

 

そもそもTTP参加によって得られる経済効果なんぞ、
2011年10月に行った内閣府が行った試算では、
実質的に年間「0.06%」程度の経済効果でしかありません。

このわずかな経済効果を
あたかももっと大きな効果があるように、
悪意を持って報道されています。

そもそもトヨタも日産もホンダも、
7割前後はアメリカに工場があるので、
関税の撤廃などあまり関係無いのです。

つまり、もともと自由貿易になっている訳ですので、
TPPの参加しようとしまいと大勢に影響は無い訳です。

経団連のご老体の面々がTPP参加への賛成を唱えていますが、
TPP参加により、日本の輸出産業の、
それこそ頂点に君臨するわずかな面々は潤うかも知れませんが、
国民は間違いなく困窮します。
(その企業で働く方も含め。)

 

江戸時代、黒船来航に恐れをなした当時の幕府が、
関税の自主権が無い日米修好通商条約を締結させられ、
日本が何年掛かって解消したのかをご存じなのでしょうか。

忸怩たる思いを抱え、日清戦争で清に勝利して
ようやっと解消した不平等な関係を、
TPPはいとも簡単に復活させる引き金な訳です。

 

マスコミも阿呆です。

TPP参加で放送の自由を奪われるかも知れないと言うのに、
産経新聞を筆頭に論調がTPP賛成一辺倒。

朝日新聞やらNHKも相変わらずですが、
日経新聞までもそうした論調です。

「TPP参加は素晴らしいことだ。」
みたいな論調が各メディアでなされ、
その結果、世論が
「TPP参加に賛成!!」
に傾いた場合、
安倍首相が来る参院選で勝つために、
「TPP参加にします。」
などというワケのワカラン判断を下してしまうかも知れません。

(TPP参加によって物価が下がりデフレが促進されるので、
 アベノミクスが掲げている「2%のインフレ目標」が
 瓦解することを安倍首相は理解していると思うのですが・・・。)

だいたい、自民党の国会議員「295人」の内、
TPPに明確に反対しているのが「250人」と圧倒的多数。

賛成派はわずかに「35人」です。

これをマスコミの連中は、
党内を二分をしているような言い方をしてくれています。

 

日本人は悲しいかなマスコミを素直に信じ過ぎな気がします。

マスコミが流す情報なんぞ、
私のような「検証者」の情報と同様で、
あくまでも判断材料のひとつであって、
(あ、マスコミの情報は判断材料にもなりませんナ。)
最後の判断は「自分自身」なのですから、

2009年に民主党が政権を取った際は、
ほぼマスコミが反自民、民主絶賛でした。

こうして国民はマスコミ君に踊らされた結果、
民主党が政権を獲り、
宇宙人やらイラ菅やらどじょうやらの無能な指導者のおかげで、
日本は悶々とした3年を送った訳です。

リメンバー、民主党(2009年衆議院選)!!
です。本当に。

 

先月22日に安倍首相がオバマ大統領と会談後、
「大統領との会談で、
 聖域なき関税撤廃でないことを確認した」

なんて言っていました。

TPPに参加するか否かを判断するために、
参加交渉のテーブルについた時点で、
「参加」が前提となってしまうのは国際常識。

テーブルについたのにTPPに参加しなければ、
日米関係は確実に悪化しますし、
世界中の国々からの信頼も得られなくなってしまいます。

つまるところTPP参加交渉のテーブルについた時点で、
形式的には抜けられますが、
実質的には抜けられないのです。

つまり、参加交渉のテーブルについた時点で、
「参加するも地獄」「参加しないのも地獄」
なので、
「参加交渉のテーブルに付かない」
のが最良の選択肢な訳です。

 

私は、日本という国が大好きですし、
日本国民の底なるパワーを信じています。

とは言え、国に何かを手助けしてもらおうとは
サラサラ思っていませんし、
(現実問題として、50代以下の世代の人間は、
 国に助けてもらえるという幻想を抱くべきでは無いです。)
とりたてて国に期待をしている訳でもありません。

国が手助けしてくれたらメッケモンくらいに思っている方が、
よほど健康的だと思う訳です。

 

私は毎度メルマガであなたにお伝えしている通り、
自分と自分の家族の身を守るためには、
まずはご自身が必死になって勉強し
行動しなくてはならない
と常々思っています。

こんな私ですが(だからこそかも知れませんが)、
TPPだけは参加してはいけないと思っています。

TPP参加により、これまで必死に守ってきた部分が失われ、
日本の社会はガラリと変わってしまいます。

TPP参加だけは本当にヤバいと感じます。

 

・・・と、ひとり盛り上がってしまいましたが、
このままだと、まだまだ盛り上がりかねませんので、
この辺にしておきます。

 

クリックで応援いただくと飛び上がって喜びます^^
 ⇒ 人気ブログランキングへ

 

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます:

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ


トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

コメントリンクを nofollow free に設定することも出来ます。

このページの先頭へ