西ヤンの香港レポート

ただいま香港に来ています。

 

ちなみにあなたは、香港を知っていますか?

 

…っとこれは失礼。

「香港そのもの」を知っていますか?
という質問ではありません。

「最近、ネットビジネスで財を成したメンバーが、
 いそいそと香港に拠点を移しているという事実を
 あなたは知っていますか?」

という質問です。

 

かの有名な、川島和正氏なんかはその代表格。

日本の会社の代表職をおおかた辞して、
香港からの情報発信にいそしんでらっしゃいます。

 

実は昨日、
日中は香港に渡航した目的を遂行していたのですが、
その夜は、
日本の商売で少々の結果を出した後、
香港に拠点を移動された方
と待ち合わせて、一緒に夜景を眺めながら飲んでいました。

 

香港に生活の拠点を移した日本人の話って気になりますよね。

近い将来、
カナダのバンクーバーに移住する予定の私です。

(海外志向の同志として)気になる私は、
いろいろと彼に、
「なぜ海外なの?」
「なぜ香港なの?」
と聞いてみました。

 

まず、彼が海外に拠点を定めた理由は単純。

「オレは海外を見ていない。
 日本で終わってたまるか。」

(笑)

実にシンプル、そして実に行動的です。
そう思ってしまったが吉日な訳です。

もっと前から「海外に!!」と思っていた私を差し置き、
速攻で香港を拠点としてしまいました。

驚くべきことに、冒頭で彼のことを、
「日本の商売で少々の結果を出した後、」
と書きましたが、その「結果」というのは、
日本の30代のサラリーマンくらいの年収を
得られるくらいの仕組みが出来た程度
の「結果」です。

川島和正氏のように、年収1億円ではありません。

川島氏の20分の1の収入を得られる仕組みを作り出し、
これで時間も場所もフリーでいけるという感触をつかみ、
香港に拠点を移動させてしまったという「剛の者」です。

 

そして、
「なぜ香港なのか?」という理由については、

「商売を行う上で、
 香港は商売人に優しい国だから。」

という答えでした。

なるほどこれはよくわかります。

香港での法人税は、日本よりもよほど安いですし、
自分で法人を設立するのはエラく大変な日本と比較して、
香港での法人設立は超簡単。

(日本での法人設立は大変なので、
 お金を払って税理士さんにお願いすることが多いですからね。)

また、事業でかかる経費は全額参入できたり、
仮に赤字が出れば永久に繰り越しができたりといった、
日本では考えられない優しさがあります。

もちろん、
香港よりも法人税が安いオフショアの国もありますが、
何と言っても香港は金融大国。

金融インフラが万全に整っていますので、
HSBCに口座を持って、事業売上を放り込んでおけば、
そこから例えばFX業者に入金するにしても、
何らかの投資するにしても、
非常にフットワーク軽くできます。

今後、円安傾向が強まってくるであろうことを考えると、
彼の選択は間違っていないと思います。

なお、同様のことがシンガポールにも言えますが、
シンガポールは今年に入ってから、
日本人に対する風当たりが非常に厳しくなっているので、
香港を見直す方が増えてきているようです。

 

と言う訳で、彼に言わせれば、

1番目に「日本を離れて世界を見たい」
2番目に「商売をするなら香港が良い」

という理由で、
あっという間に香港に拠点を移したという訳。

 

ちなみに彼は、香港で商売をしているのですが、
月に2回は中国本土をはじめとして、
世界各国を旅しているようです。

先月は奥さんと2人で、タジキスタンに行ってきたようです。

 

さて、話は変わります。

 

この香港に事業拠点を移した彼と会う前の昨日の昼過ぎ、
香港にご一緒させていただいた西ヤン読者様に、
あるところに連れて行ってもらいました。

そこは、香港の繁華街と山側の高級住宅街とを結ぶ、
「ミッドレベル・エスカレーター」
と呼ばれる長い長いエスカレーター。

地震の無い香港は、
小高い山の山頂に高級マンションが立ち並んでいます。

そこのマンションの住民の足として活躍するのが、
このエスカレーターなのですが、
庶民的街並みが並ぶ香港の繁華街からスタートし、
途中、「SOHOエリア」と呼ばれる
表参道のようなお洒落なエリア
(つまりはメチャンコ鼻持ちならないエリアですナ)
を通過して、終点の高級住宅エリアに向かいます。

で、このエスカレーターに乗っている過程で、
何と言っても特徴的だったのが、
「SOHOエリア」に巣食う「白人系住人」の面々。

平日の昼間だってのに、
お洒落なオープンカフェやらカウンターバーなんかで、
ひとり、あるいは大勢で、
酒をガツンガツンあおりまくっている訳です。

平日の昼間っから。
小綺麗にスーツを着こなして。

私のような日本人の教科書通りの道徳観に毒された人間は、
「この不届きな連中は、
 昼間っから何をやっとるんかいな?」
と思わざるを得ませんでしたが、
どうやら彼らの正体は、
金融大国香港に群がる「金融屋」

香港の金融関係者は、こうして密会を重ね、
良くも悪くも時間や場所に縛られず、商売をしている訳です。

そういえば、
今回の香港訪問の本来の目的でお会いした方は、
香港系のサラリーマンの働きっぷりについて、
こんな風に言っていました。

たいていの香港系の会社は、仕事の開始が9時半頃。

社員は遅刻にはならないギリギリのタイミングに出社。

それから30分くらい掛けて、
近くのファストフードで買った朝食を
もしゃもしゃ食べる。

普通の日本人の発想であれば、
9時半が始業と決まっていれば、
9時半にスタートを切れるように準備をするでしょう。

その発想で香港系のサラリーマンを
注意をしようものなら、彼らは、
「私は時間を切り売りしている訳ではなく、
 価値を切り売りしているんだ。
 会社との約束事である9時半に出社している以上、
 文句言われる筋合いは無い。」
と臆面も無くハッキリ発言されるのだとか。

私的には、
「中には9時半から
 キチンと仕事をやっている人間もいるだろうから、
 そこで朝食のニヲイを発散させながら食事するってのは、
 会社の雰囲気、士気にも影響するだろうに…」
と閉口しましたが、一方で、
「時間ではなく価値を提供している」
と言えるその自信も、相当に肝要であると感じました。

日本企業で普通にサラリーマンをする以上は、
自己依存ではなく、
会社依存になり易いです。

会社に遅くまで残っていることに意義がある的な。

少なくとも私はサラリーマン時代、
そのように考えていました。

「仕事をする行為そのもの」
をアピールすることはあっても、
「仕事の結果、会社に与えられる価値」
をアピールすることは、あまりありませんでした。

もちろん、
会社で「仕事をする行為そのもの」をアピールをして、
その結果、
価値を残せればそれに越したことはありませんが、
それは、あくまでも時間を切り売りしたことのオマケ。

結果を残すために時間を使っていたのではなく、
時間を使っていたら結果がついてきた…というように、
手段と目的が逆だった気がします。

 

当たり前ですが、サラリーマンを卒業した今は、
私は時間を切り売りしている場合ではありません。

結果を出さないこと、
それはイコール私に取ってはを意味するからです。

そう考えると、香港人の考え方に
近づいてきたのかあと感じたりもしました。

 

「SOHOエリア」に巣食う白人系住人の話から転じて、
香港系サラリーマンの話、
かつての自分の話、
今の自分の話。

こんなことを薄らボンヤリ考えた香港出張でした。

 

ちなみに、香港と日本の時差は一時間しか無いので、
行き来する生活を送ったとしても、
生活のリズムがことはまったくありません。

なおかつ、食事もおおむね安くてうまいので、
困ることを探す方が難しいくらい。
(米類はあまりピンと来ませんでしたが。)

強いて言えば、10月末だってのに、
まだまだ気温は30度あってジメジメしていることくらい。

だから、短絡的な私は、
香港に住むのもいいなと思った次第です。

 

あ、尖閣問題ですが、全然大丈夫です。

8月に香港の活動家が尖閣諸島に上陸した…
なんて話がありましたが、あれは売名行為で、
今、活動家達は、それまでの経歴もバレてしまい、
香港の住民から非難を浴びて
どこかに引っ込んでしまった模様。

潤っている香港は、中国本土と違って、
商売目線で両国関係を考えるので、
日本を批判してどうすんの?と思っているようです。

 

と言う訳で、西ヤンの香港レポートでした。

 

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