アメリカのデフォルト(2013年10月)の影響とEAの処遇

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しっかし朝晩は涼しくなってきましたナ。

となると、いよいよ私は困って参ります

と言うのも、寒がりな私にも関わらず、
引っ越し先の新居(小マンション)には掛け布団の用意が無く、
ここ2週間ほどの就寝においては、
「タオルケット×2枚」「Tシャツ×3枚重ね」
コレに加えて、
「引っ越し時のダンボールでフンワリと身をくるむ」
そして総仕上げに、
「シリの穴に力を入れる」
で、朝方の寒さを凌いでいるからです。

残念ながら寝相の悪い私ですので、
朝方になるとタオルケットもダンボールも私の身から離れ
当然のことながらシリの穴も完全に弛緩しています。

ゆえに、
朝方の寒さをダイレクトに感じざるを得ない状況でして、

「どうすりゃダンボールが朝まで固定されて、
 我が身を優しくしっかりとくるみ続けてくれるのだろうか・・・?

 うーん・・・
 あ、そうだ!!
 床にガムテープを貼って固定すればエエヤンケ!!

 じゃあ、弛緩したシリのアナはどうする・・・。

 うーん・・・
 さすがにシリのアナにガムテープって訳にもいかんなあ・・・。
 サスガのオレのシリのアナもかぶれるワな。

 ・・・ってチト待てよ、
 とっとと掛け布団を買えばすべてが解決するヤンケ!!」

などと、観客無しのショヌボリ小芝居を繰り広げてしまう始末。

(中略)

「で、西ヤンよ。
 今、アメリカが騒がしいようだが、
 皆、ポジショントークで好き勝手喋ってるので、
 何がどうなっていて、どうヤバいのかがわからん。

 西ヤン目線でエエから、
 アメリカで何が起こっとるんか、何がヤバいのか、
 チクと解説してくれや。

 あと、EAはこのまま動かしておいてエエン?」

という質問をチクといただきましたので、
チクと西ヤンの見解をお伝えしておきます。

今、アメリカで起きていることを粗々に説明すると、
「アメリカでは借金の上限が決まっていて、
 このままだと、
 10/17か10/18くらいに借金の上限に達してしまう。

 そうなったらヤバいということで、
 大変な騒ぎになっている。」

という状況です。

で、最初に理解しておかなくてはならないのは、
アメリカって国は借金を増やすことに対して
非常にネガティブな国であるという点です。

どんなに景気が悪くても「借金はダメだよね」という国なのです。

だからこそ、アメリカでは借金の上限は、
議会でを決めようと法律で決められている訳ですナ。

わかりやすく日本と比べてみると、誤解を恐れずに言うと、
日本は、借金をして景気が良くなるんだったら、
ある程度の借金は許容される国です。

今年の6月末に日本の借金が1,000兆円を超えました。

もちろん借金は良くないものですし、
1,000兆円が「ある程度の借金」かどうかは、
常識的に考えれば、全然そんなことはありません。

とは言え現実的には、
日本政府は「何とかしなきゃ」と言いながらも、
背に腹は代えられずにズルズルと借金が増えてしまっている状況。

つまり日本という国は、
借金は良くはないものだという認識はありつつ、
一方で借金をすることが許される国なのですナ。

もちろんそれには理由があって、
日本の借金である国債は「約92%」を国内で消費されており、
なおかつ、
日本には1,500兆円の資産があるから大丈夫だろうというのが、
日本の国債を持っていても大丈夫だという
世界的なコンセンサスがある訳です。

この日本の借金に対しては、
「借金を家計に置き換えたらとんでもない債務超過の国だ!!
 そもそも個人の資産が500兆円なのだから、
 もう物理的に借金ができなくなってしまうだろう!!」
という、借金は絶対にヤバイだろう論や、
「国債は借金だけど、
 国の道路やダムや公共的な建物は国の資産である。
 つまり実質的には借金とは言えない!!」
という、借金許容論などが渦巻いています。

本日の記事ではこの議論を避けますが、
いずれにせよ、国際社会のコンセンサスとしては、
「日本の国債は大丈夫。」だと思われており、
日本は借金をして景気が良くなるんだったら、
積極的では無いにしろ、借金ができる国なのです。

翻ってアメリカを見てみましょう。

アメリカでは借金の上限が決まっていて、
このまま行くと今月の10/17か10/18にその上限に到達し、
10/24頃にキャッシュが完全に切れます。

そうなると、払うべきものが払えなくなってしまいます。

年金も払えませんし、公務員の給料も払えません。

百歩譲って、年金や公務員の給料は支払わなくても「セーフ」
(ではない人もたくさんいるでしょうが)だとしても、
何よりも恐ろしい「アウト」の事態は、
「国債の償還ができない」
という事態です。

「ギリギリのところでアウツ!! あー残念。」
ではなくて、
「誰が見てもどう考えてもどう転んでも見事にアウツ。」
なのが国債の償還不可なのです。

この「アウツ」はアメリカ国内だけの話ではありません。

あなたもご存知の通り、国際社会はドルで管理されています。

ちょっとした余談なのですが、
「国」が金持ちかどうかは外貨準備金で決まります。

その国がどれだけの外貨を持っているか?です。

世界中の国にとっての「外貨準備金」とは、
我々個人に例えると「預金」であると言っても良いでしょう。

ちなみにこの「外貨準備金量」は、
日本は、2005年に中国に抜かれるまではずっと1位でした。

日本は世界一のお金持ちだったのですナ。

で、この外貨準備金は基軸通貨たるドルで流通しています。

とは言え、
「ドルの札束で」持っていても利息は生まないので、
利息がつく「アメリカ国債」を大量に持つ訳ですナ。

「国債」ってのは、満期がくれば、
「元本」だけでなく、
「利息」が付いて償還されるからオイシイのです。

で、日本の約130兆円にものぼる「外貨準備金量」の内、
約90%の約120兆円がアメリカ国債
で占められています。

つまるところ、日本をはじめとした国際金融世界では、
「アメリカ国債」と「米ドル」はほぼイコール
の扱いな訳です。

ではここで、
アメリカが「国債の償還ができない」状況に近づいている
という話に戻します。

仮にアメリカが国債の償還ができなくなれば、
日本はもちろんのこと、
世界中が超大混乱に陥ることは、

火を見るより明らかです。

各国が「確実に償還される預金」と思って持っている国債の価値が、
「換金もできない紙切れ」になる可能性があるからです。

もちろん、デフォルト(債務不履行)になったとしても、
いきなりペラッペラの紙切れになることは無いでしょう。

しかし、「元本」が返ってくる期間が遅くなるし、
減額もされるでしょうし、
加えて「利息」も大幅に減らされるでしょう。

そうなると、アメリカ国債を保有している国や機関や人間が、
こぞってアメリカ国債を売りに出てしまいます。

よって、アメリカが国債の償還ができなくなれば、
世界を巻き込んだ大混乱になるのは間違いない訳です。

しかし。(ここからが重要な話です)

確かに今、アメリカは危機的状況にありますが、
アメリカ国債が大きく売られている気配はありません。

これは、なぜでしょうか。

はい。
もうおわかりですね。

「そんなこと言っても、
 あのアメリカが世界を巻き込んで
 ヘタを打つことはないヤロ。」

国際社会が思っているからです。

だから実際には、
アメリカ国債が大きく売りに出されてはいない訳です。

国会議員ってのは、立ち回りが重要な商売です。

ギリギリまでは支持者の意見を背負って戦うために意見は変えません。
こうして義理を通します。

しかし、最終的には国益が損なわれるような判断はしない。

・・・これが国会議員です。

合衆国議会の議員さんも同じです。

いくら「国の借金は許さない!!」と支援者に訴えていても、
アメリカが借金をしなくては世界経済の骨格がぶっ壊れるような
緊迫した事態に直面していれば、
それは「大事の前の小事」です。

一時的に借金を許容する判断を下すでしょう。

オバマ大統領の判断が遅いと言っている人もいますが、
そりゃアメリカの「借金はNG」という立場を考えると、
悩む(フリをする)時間も必要になります。

結果として(これは私の考えですが)、
最終的には借金をしてこの問題を回避しようと議会が判断し、
法律の改正で抜本的な解決はせずに、
この先「2年か3年」平気な暫定的な処置を施す
と思われます。(あくまでも私の考えです。)

・・・これが、国際社会のコンセンサスだと思います。

アメリカでは過去にも同様の茶番がいくつもあります。

最近の話ですと、
あなたは、昨年(2012年)の末に巻き起こった
「財政の崖」という「響き」を覚えていますか?
(「財政の壁」とも言われていましたナ。)

「ブッシュ減税の失効」と
「オバマによる強制的な歳出カット」が、
同時に起これば、大変な財政緊縮になり、
世界経済にも深刻な悪影響を与える・・・というアレです。

この「財政の崖」ですが、
結局、2012年の「12/31の0時」の時点では、
合衆国議会では話がまとまらなかったのですが、
その2時間後の「1/1の午前2時」に妥結し、
「財政の崖」回避に向けた法案を可決しました。

減税の期限は12/31の0時に切れて
「財政の崖」から一度はジャンプしたものの、
1/1の2時に妥結して戻ってきたということから、
「バンジージャンプ」などと呼ばれています。

と言っても、実際は「崖」をでっち上げて、
バンジージャンプしているだけで
恐らくは予定調和のパフォーマンスなだけだった訳ですナ。

・・・というこれまでの事象から考えると、
「アメリカで何が起こっとるんかい?」
という質問に、西ヤン的に回答をさせていただくと、
「ギリギリにはなんとか妥協するのがアメリカ。
 だから、デフォルトは回避される。」
と考えています。

まあ、為替の世界では投資家たちが
「値が大きく動く材料を探している」訳ですから、
そう考えると、みんな答えはわかっているけど、
「値が動くように材料を発信している」
という風に考えるのが自然な気がします。

最後にEAの運用について言及しておきます。

上述したように、
「デフォルトは回避される。」
と私の見解をお伝えしましたが、
とは言え、10/14の週とその前後の週は、
相場は大きく乱高下することは間違いありませんので、
「EAは止めておいた方が無難」
だと思います。

EAってのは、一定のロジックに沿って売買してくれる、
非常に便利なツールである一方、
EA自身がテクニカル判断で、
「ここはオレの得意なエントリーポイントだ!!」
とバカ正直に判断してしまえば、
どんなに相場がファンダメンタル的に動いていても、
エントリーをしてしまうのが常です。

で、こういった場合はたいてい負けます。

特に、「逆張り」系のEAと「ナンピン」系のEAは、
怖いのでは無いかと思います。

いつも運用しているEAを、
時と場合によって「on」と「off」を使い分ける。

別に「自動売買ソフト」だと言っても、
ずっと「on」にしておかなくてはならない理由はありません。

時には、1週間、1ヶ月と動かさないで、
寝かせておく期間があっても全然良い訳です。

それを判断するのは、
自動売買ソフトを運用している「監督」であるあなた

自動売買ソフトで継続的に勝っているトレーダーの頭は、
非常に柔らかく、相場によって「on」と「off」を使い分け、
時と場合によっては、1年間くらい引っ込めておく場合もあります。

こんな柔軟な発想で自動売買してください。

あくまでも、自動売買とは、
「ロジックに沿って動くこと」ができる訳であって、
「相場に合わせること」は自動ではできません。

それは、「監督」である人間の仕事です。

はい。

以上が
「アメリカで何が起きているのか」と
「EAの処遇」についての西ヤンの見解でした。

明日の朝もチクと寒くなりそうなので、
日本橋にある布団の西川あたりまで散歩がてら行って、
布団でも買ってこようかと思っています。

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